事業資金の借入(保証協会利用):VOL.76
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第76号
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こんにちは。
税理士の渡辺宏幸です。
今週月曜日(3月28日)から、
事務所のビルの前の道が拡幅されて、
歩道ができました。
先週までは、
ビルの出入り口を一歩外に踏み出すと
いきなり車道だったので、
緊張感がかなり和らぎます。
時間の経過とともに
安心で便利になる調布界隈、
ありがたいことです。
では、第76回目を送りします。
【事業資金の借入・保証協会】
前回のメルマガで、事業資金の借入について
金融公庫から借りる場合と、
保証協会に保証してもらうのと
大きく2通りがあると話しました。
今回は、2つめの
保証協会のお話しをします。
正式名称は「信用保証協会」といって、
各都道府県に一つあります。
何をするのかというと、
中小企業や個人事業者がお金を借りる際に、
保証人になってくれます。
つまり、お金を借りたけれど
万が一返済が滞った際には、借り主に代わって
保証協会が払ってくれます。
前回も申し上げたように、
中小企業は信用がないので、
基本、銀行はお金を貸してくれません。
なので、信用保証協会という保証人を立てて
お金を借りることができるようになります。
ではどうすれば保証人になってもらえるのか?
誰でも保証を受けられるわけではありません。
保証を受けたい中小企業は、
金融機関や、地方公共団体の担当部署を通じて
保証協会に申込書を提出します。
申込書には、いままでの業績や、
これからの計画書などを添付します。
保証協会ではその書類を審査して、
必要であれば経営者を呼んで、
保証するかどうかを決めます。
保証してもらう対価として、
一定の保証料を支払います。
(およそ0.5%から2%くらい)
これは、いわゆる保険料のようなもので、
払えなくなって保証協会が肩代わりする分を、
すべての利用者からの負担で集めておく、
というものです。
この保証協会ですが、
少し前までは、比較的緩やかに
保証の決定を出していましたが、
最近はかなり厳しくなってきた印象があります。
「これなら大丈夫だろう」と思っても
保証を断られる案件が、
ここ数年で増えてきました。
なので、新規開業の方については、
まずは日本政策金融公庫をお勧めしています。
以前は、
基準を緩やかに保証していたところ、
払えなくなる貸出先が増えすぎて、
基準を相当厳しくしているようです。
とはいうものの、キチンと利益の出る商売をしていて、
事業実体のある会社であれば、
保証はしてもらえますので
(苦しい会社を助けてこそ、という意見もありますが)
便利な制度ではあると思います。
【編集後記】
今月23日は
「GIANT KILLING」というサッカー漫画の
最新刊発売日でした。
最新刊では、弱小チーム「ETU」の中で
埋もれていた実力を発揮しはじめた
若きエース、椿大介が
日本代表の一員に抜擢され
南米の強豪ウルグアイ代表との試合で
活躍する様子が描かれていました。
試合の中で、椿選手は、代表戦の
普段より段違いのレベルの高さに
興奮し、覚醒していきます。
「試合の中で成長するって
そういうことなのだろうなあ」
と思わせられました。
ストーリーの大半は、そうした
スリリングな試合のシーンです。
ただ、私が「GIANT KILLING」で好きなのは、
試合のシーンだけではなくて
そんな椿大介を見守る人たちを
丁寧に描いていることです。
その試合、実は椿大介はスタメンではなく
ベンチスタートでした。
椿が出てくることを期待して
スタンドで見守るチームメイト。
実家のテレビの前で正座して見守る母、
隣では椿選手が映ると大声を出してしまう父を
姉がマジ怒りでたしなめている。
ETUの地元では、
サポーターの親子数家族が
一台のテレビを見つめている。
ETUのクラブハウスでは、
会長や広報スタッフ、チームメイト、
そして椿大介を見いだして育てた監督、
達海猛がテレビを見ています。
さらに記者席では、ETU番のスポーツ記者や、
椿選手のことを追っていたフリーの女性記者が
じっとピッチ(グラウンド)を見つめています。
そんな中、監督の指示を受けて
椿大介が交代でピッチに入ってきます。
出られたら出られたで、周囲は、
活躍してほしい、でも大丈夫かな、
期待と不安が入り交じった中。
いつもと同じ、もしくはそれ以上の
躍動感を見せつけて、
すばらしい活躍ぶりで
ウルグアイの10番と互角にやり合います。
その姿をどんな思いで一人一人が見ているのか、
丁寧に描いてくれています。
すばらしいカタルシスを読者に与えてくれて、
後日談でホッとした気分にさせられて
最新刊は幕を閉じました。
椿選手は、ピッチでのプレーで
日本中でみている人たちの気持ちを
一つにしていました。
それって、事の大小はありますが、
誰にでも言えることではないでしょうか。
例えば私であれば、少なくとも身内である
妻、親、兄弟、事務所のスタッフたちが、
それほど期待はしていないかもしれませんが、
少なくとも自分が元気でいることで
安心感を与えることはできます。
不安な顔をしていたり、病気になれば
心配をかけることになります。
一人一人が元気で活躍することで、
周囲を幸せに、幸せが大げさであれば
気分を良くさせる、そうありたいものです。
今号は以上です。
またよろしくお願いします。
ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
info@watanabezeirishi.com
渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
東京都調布市小島町1-35-3レジダンス・オノ803号室
http://www.watanabezeirishi.com/
渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第76号
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こんにちは。
税理士の渡辺宏幸です。
今週月曜日(3月28日)から、
事務所のビルの前の道が拡幅されて、
歩道ができました。
先週までは、
ビルの出入り口を一歩外に踏み出すと
いきなり車道だったので、
緊張感がかなり和らぎます。
時間の経過とともに
安心で便利になる調布界隈、
ありがたいことです。
では、第76回目を送りします。
【事業資金の借入・保証協会】
前回のメルマガで、事業資金の借入について
金融公庫から借りる場合と、
保証協会に保証してもらうのと
大きく2通りがあると話しました。
今回は、2つめの
保証協会のお話しをします。
正式名称は「信用保証協会」といって、
各都道府県に一つあります。
何をするのかというと、
中小企業や個人事業者がお金を借りる際に、
保証人になってくれます。
つまり、お金を借りたけれど
万が一返済が滞った際には、借り主に代わって
保証協会が払ってくれます。
前回も申し上げたように、
中小企業は信用がないので、
基本、銀行はお金を貸してくれません。
なので、信用保証協会という保証人を立てて
お金を借りることができるようになります。
ではどうすれば保証人になってもらえるのか?
誰でも保証を受けられるわけではありません。
保証を受けたい中小企業は、
金融機関や、地方公共団体の担当部署を通じて
保証協会に申込書を提出します。
申込書には、いままでの業績や、
これからの計画書などを添付します。
保証協会ではその書類を審査して、
必要であれば経営者を呼んで、
保証するかどうかを決めます。
保証してもらう対価として、
一定の保証料を支払います。
(およそ0.5%から2%くらい)
これは、いわゆる保険料のようなもので、
払えなくなって保証協会が肩代わりする分を、
すべての利用者からの負担で集めておく、
というものです。
この保証協会ですが、
少し前までは、比較的緩やかに
保証の決定を出していましたが、
最近はかなり厳しくなってきた印象があります。
「これなら大丈夫だろう」と思っても
保証を断られる案件が、
ここ数年で増えてきました。
なので、新規開業の方については、
まずは日本政策金融公庫をお勧めしています。
以前は、
基準を緩やかに保証していたところ、
払えなくなる貸出先が増えすぎて、
基準を相当厳しくしているようです。
とはいうものの、キチンと利益の出る商売をしていて、
事業実体のある会社であれば、
保証はしてもらえますので
(苦しい会社を助けてこそ、という意見もありますが)
便利な制度ではあると思います。
【編集後記】
今月23日は
「GIANT KILLING」というサッカー漫画の
最新刊発売日でした。
最新刊では、弱小チーム「ETU」の中で
埋もれていた実力を発揮しはじめた
若きエース、椿大介が
日本代表の一員に抜擢され
南米の強豪ウルグアイ代表との試合で
活躍する様子が描かれていました。
試合の中で、椿選手は、代表戦の
普段より段違いのレベルの高さに
興奮し、覚醒していきます。
「試合の中で成長するって
そういうことなのだろうなあ」
と思わせられました。
ストーリーの大半は、そうした
スリリングな試合のシーンです。
ただ、私が「GIANT KILLING」で好きなのは、
試合のシーンだけではなくて
そんな椿大介を見守る人たちを
丁寧に描いていることです。
その試合、実は椿大介はスタメンではなく
ベンチスタートでした。
椿が出てくることを期待して
スタンドで見守るチームメイト。
実家のテレビの前で正座して見守る母、
隣では椿選手が映ると大声を出してしまう父を
姉がマジ怒りでたしなめている。
ETUの地元では、
サポーターの親子数家族が
一台のテレビを見つめている。
ETUのクラブハウスでは、
会長や広報スタッフ、チームメイト、
そして椿大介を見いだして育てた監督、
達海猛がテレビを見ています。
さらに記者席では、ETU番のスポーツ記者や、
椿選手のことを追っていたフリーの女性記者が
じっとピッチ(グラウンド)を見つめています。
そんな中、監督の指示を受けて
椿大介が交代でピッチに入ってきます。
出られたら出られたで、周囲は、
活躍してほしい、でも大丈夫かな、
期待と不安が入り交じった中。
いつもと同じ、もしくはそれ以上の
躍動感を見せつけて、
すばらしい活躍ぶりで
ウルグアイの10番と互角にやり合います。
その姿をどんな思いで一人一人が見ているのか、
丁寧に描いてくれています。
すばらしいカタルシスを読者に与えてくれて、
後日談でホッとした気分にさせられて
最新刊は幕を閉じました。
椿選手は、ピッチでのプレーで
日本中でみている人たちの気持ちを
一つにしていました。
それって、事の大小はありますが、
誰にでも言えることではないでしょうか。
例えば私であれば、少なくとも身内である
妻、親、兄弟、事務所のスタッフたちが、
それほど期待はしていないかもしれませんが、
少なくとも自分が元気でいることで
安心感を与えることはできます。
不安な顔をしていたり、病気になれば
心配をかけることになります。
一人一人が元気で活躍することで、
周囲を幸せに、幸せが大げさであれば
気分を良くさせる、そうありたいものです。
今号は以上です。
またよろしくお願いします。
ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
info@watanabezeirishi.com
渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
東京都調布市小島町1-35-3レジダンス・オノ803号室
http://www.watanabezeirishi.com/
- 2016.03.31 Thursday
- メルマガバックナンバー
- 09:05
- comments(0)
- -
- by 渡辺 宏幸