軽減税率Q&Aについて:vol.78

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    渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第78号
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    こんにちは。
    税理士の渡辺宏幸です。

    前号をお送りしてから1ヶ月の間が空きました。
    これまでは、ほぼ毎週お送りしていたところ、
    間が空いてしまってすみません。

    今週からまた、発行してまいりますので
    引き続きお付き合いいただけると幸いです。

    では、第78回目を送りします。


    【消費税の軽減税率Q&A】

    先月、前号のメルマガを配信した直後に、
    国税庁から軽減税率に関するQ&Aが発表されました。
    https://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/02.htm

    見ていただくと分かりますが、このQ&Aは、
    「制度概要編」と「個別事例編」に別れています。

    「制度概要編」では、用語の意義や、計算の概要、
    請求書や帳簿の記載事項など、事業者にとって
    実務的な必要事項が書かれています。

    「個別事例編」も、事業者にとって実務的な
    Q&Aなのですが、
    様々な具体事例が書かれていて、
    なかなか興味深いものがあります。

    いくつかご紹介してみますね。
    問のあとの矢印以降に答えを書いておきます


    ・問2 当社は畜産業として肉用牛を販売していますが、
    生きている牛の販売は軽減税率の適用対象となりますか。

    →販売時には人の食用ではないから対象とならない。
    家畜の枝肉の販売は食用だから対象になる。


    ・問4 家畜の飼料やペットフードの販売は、
    軽減税率の適用対象となりますか。

    →人の飲食用でないものは対象品目の「食品」ではないので
    飼料やペットフードは対象にはならない。


    問15 日本酒を製造するための米の販売は、
    軽減税率の適用対象となりますか。

    →対象になる。(納得いかない理屈がQ&Aに書いてあるので
    ご興味のある方はどうぞ)


    問24 イチゴ狩りやなし狩りなどのいわゆる味覚狩りの
    入園料は、軽減税率の適用対象となりますか。

    →対象にならない(役務の提供だから)。
    収穫物に別途対価を徴収している場合は、
    飲食品の販売だから適用対象になる、とのことです。


    問35 屋台のおでん屋やラーメン屋での飲食料品の提供は
    軽減税率の適用対象となりますか。
    また、縁日などの屋台のお好み焼きや
    焼きそばの販売はどうでしょうか。

    →「飲食設備」の有る無しが判断のポイント。
    飲食設備=テープル、椅子、カウンター等を
    設置していれば対象となりません。

    客が勝手に屋台の近くの(公園などの)ベンチを
    利用する、という場合は対象となります。


    以上、いくつか選んでご紹介しましたが
    いかがですか?クイズみたいでしょ?

    国税のQ&Aでありながら、
    クイズのネタに使える面白Q&Aになっていますね。

    軽減税率という制度が、
    「簡素・公平・中立」という
    税の基本理念にそぐわないものだ、
    という良い証拠ではないかと思います。



    【編集後記】

    このように、軽減税率に向けて、国税庁でも
    着々と準備が進んでいるようです。

    また、軽減税率対応の設備(レジスター等)について
    補助金制度も始まっている、というのは
    前号のメルマガでもお伝えしました。

    そんな中、
    来年4月の消費税率アップが延期されるのではないか?
    という話を聞きました。

    東京税理士政治連盟の役員が
    東京選出の某自民党議員から聞いた話とのことです。
    (私はその役員から直接聞きました)

    財務省でも軽減税率反対の意見が結構あるらしく、
    今回は税率アップにはこだわっていないようだ、と
    これも政治連盟の役員さんの情報です。

    とりあえず、今月下旬のサミット後に、
    安倍総理から何らかのコメントが出る、
    というのが界隈の話になっているとの由。

    私としては以前より反対している
    軽減税率制度なので、
    取りやめになるのであれば嬉しいことです。

    とはいえ政治がらみの話なので、
    未確認情報でうわさ話に過ぎません。

    サミットが終わっても何も発表がなければ、
    そのまま来年4月からは
    消費税率アップになります。

    あまり大きく期待せずに
    月末を待ちたいと思います。


    今号は以上です。
    またよろしくお願いします。

    ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
    info@watanabezeirishi.com

    渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
    東京都調布市小島町1-35-3レジダンス・オノ803号室
    http://www.watanabezeirishi.com/

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