経理実務の今後:vol.81

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    渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第81号
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    こんにちは。
    税理士の渡辺宏幸です。

    5月下旬の今週一週間は、外回り、外回り、
    事務所でちょっと仕事して打ち合せして
    また外回り、でした。

    というのは、この5月は
    3月決算法人の申告書提出月で、
    世の中のご多分に漏れず、
    当事務所のお客さまも3月決算法人が多いので、
    5月下旬はどうしても外出が多くなります。

    また、顧問契約のお客さま以外から、
    ご相談を結構いただいていて、
    この一週間はデスクにいる時間が
    本当に少なかったですね。

    結構書類が溜まってきたので、
    今週後半はデスクワークがんばります。


    では、第81回目を送りします。


    【経理実務の今後】

    前回のメルマガでは、
    経理実務が、昔はどんな感じだったか、
    今はこんな風にやっていますよ、
    という話をしました。

    今回は、今後どうなっていくのかについて、
    お話ししたいと思います。

    今使われている会計ソフトの多くは、
    ものを売ったり買ったり、
    お金を払ったりもらったり、
    といった取引内容を
    一つ一つ手で登録しています。

    現在では、取引の登録を、
    人が入力するのではなく、
    自動的に行うような手段が開発されつつあります。

    例えば、銀行の通帳に書かれている内容を
    CSVデータで受け取り、読み込みを行うと
    会計データ(仕訳データ)がアウトプットされる。

    現金で買い物をしたときに受け取る領収書を
    スキャナーで読み込むと
    会計データ(仕訳データ)がアウトプットされる。

    といった試みが、実際に行われているのです。

    現状、銀行の入出金データや、
    クレジットカードの明細データを
    ボタン一つで取り込める、
    という会計ソフトは実際にあります。

    ただ、会計ソフトで読み込めるように
    データの加工をする必要があるので
    完全自動化というまでには至っていません。

    ですが、技術的な発展は
    今やめざましいものがあります。

    人工知能を活かした取り組みが
    金融業界でも行われていて、
    あと何年かかるかは分かりませんが、
    近い将来、会計ソフトへの入力作業は
    人間の手ではなくてコンピュータを通じて
    行うようになると言われています。

    ということは、難しい、面倒だ、と思われていた
    経理の作業が、特段の勉強をしなくても、
    他人に頼まなくても大丈夫になるのです。

    「そうはいっても簿記の知識がないと
    作業結果のチェックはできないし」

    「アウトプット資料の読み込みには
    簿記の知識は必要だろうし」

    税理士仲間でそう言う人間は多いですし、
    私もそう思いたい。

    しかし、こういったものは容赦なく
    既存の世界・業界に荒波をもたらして
    根こそぎ持って行ってしまうというのは
    他の業界で何度も見てきました。

    心して備えないといけないなと思っております。


    【編集後記】

    今まで「仕事」だと思っていて
    お金をもらえていたものが
    技術の進歩や発展などにより、
    誰も見向きもしなくなる。

    現在、当事務所で請負っている仕事のうち
    一部は将来的にはそうなる可能性が高い、
    と思っております。

    今すぐにそうなるわけではありませんが、
    確実にそうなるだろうな、
    という兆しを感じています。

    じゃあ仕事が減ったらどうするの?
    という話になりますが、
    そこは自分なりに考えております。

    現在の延長線上でもう一歩先のサービスや、
    もっと深くお客さまと関わっていくなど、
    今までより進んでいく取り組みを
    試みはじめています。


    今号は以上です。
    またよろしくお願いします。

    ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
    info@watanabezeirishi.com

    渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
    東京都調布市小島町1-35-3レジダンス・オノ803号室
    http://www.watanabezeirishi.com/

    経理実務のご紹介:vol.80

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      渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第80号
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      こんにちは。
      税理士の渡辺宏幸です。

      先週から今週にかけて、
      目が痒くて鼻水が止まりません。

      明らかにアレルギー現象です。

      何かの花粉に反応しているんだろうなー、
      でも何だろうなー、と
      目薬とマスクしながら
      のんきに構えていました。

      と、そうしたらちょうど一年前のメルマガで
      栗の花アレルギーのことを書いていました。

      毎回のメルマガネタは、
      直近で被らないように記録していますが、
      昨年5月20日発行分で書いていたようです。

      同じ季節に同じ現象で
      苦しい思いをしているのに
      忘れちゃっているんですよね・・

      自分の鳥頭ぶりにガッカリです。
      でも来年も同じことを書くような気がします。

      では、第80回目を送りします。


      【経理実務の現状紹介】

      当事務所の業務で、
      大きな割合を占める会計業務。

      会計業務は、取引の記帳や、
      試算表や決算書の作成などを行いますが、
      昔はペンと紙で行っていました。

      日々の取引を、仕訳帳や総勘定元帳に
      手書きを行って、集計も手計算、
      決算書も当然手書きでした。

      簿記の勉強をされたことがある方は
      お分かりかと思いますが、
      記帳から集計までの
      いわゆる簿記一巡の手続を
      本番の経理事務でも手作業で行っていました。

      現在では、税理士事務所で行う会計業務は
      ほぼコンピュータ化されています。

      伝票や仕訳帳に記帳する仕訳を
      コンピュータの会計ソフトに入力すると
      総勘定元帳の転記や集計を
      自動的に行ってくれますので、
      仕訳の入力さえすれば
      決算書まで作ってくれます。

      また、伝票を自分で作成できるのであれば
      ご自身で会計ソフトに入力できますから、
      クライアントが会計ソフトを持ち、
      自らが入力することでタイムリーに
      情報を見ることができます。

      当事務所の場合、顧問契約時に
      既に自分で記帳している方もいらっしゃいますし、
      はじめて自分で記帳される方もいらっしゃいます。

      会計ソフトの指定がない場合は、
      事務所でメインで使っている
      「フリーウェイ経理」をお勧めしています。

      このフリーウェイ経理では、
      クラウド方式を採用していて、
      クライアント先で入力した会計情報が
      リアルタイムで外部のサーバーに入ります。

      当事務所の担当が会計データを開くときには
      まずサーバーのデータを確認して、
      変更されていればそのデータを読み込み、
      常にクライアントとの同期が取られています。

      もし、クライアント先のパソコンが壊れたとしても
      それまで入力したデータは、
      サーバーに残っていますので、
      すぐに復旧することができます。

      フリーウェイ経理以外では、
      当事務所は「弥生会計」対応の
      会計事務所としての登録もしています。

      これは、会計事務所を移られて来る方の多くが
      弥生会計をお使いの方がいらっしゃるので
      必要だと考えて登録しました。

      さて、コンピュータで便利になったとはいうものの、
      伝票を一つ一つ入力するのは手間がかかります。

      最近は、この伝票入力を自動化するべく
      取り組みが行われています。

      次回は、そのあたりについて
      見ていきたいと思います。



      【編集後記】

      我がFC東京は、今年、Jリーグと並行して
      ACL(アジアチャンピオンズリーグ)
      を戦っています。

      現在、ベスト16まで進出し、
      昨夜は、アジアのベスト8を目指して
      ホームアンドアウェーの第2戦を
      アウェー上海の地で戦いました。

      ホーム第一戦を2−1で勝っているので
      この二戦目は勝つか引き分けるかで
      ベスト8進出です。

      負けた場合には、2点差以上つけられれば敗退、
      1点差負けではアウェーゴールの多い方が勝ち。

      第一戦で相手に1点取られていますので、
      0−1で負け、1−2で延長、
      2−3以上で勝ち抜けです。

      試合が始まると、防戦一方の我がFC東京。

      数少ないチャンスも実りませんでしたが、
      相手の得点も許さずに、
      前後半90分を0−0のスコアレスで進めました。

      あとはロスタイム3分凌ぎきれば、
      というところで耐えきれずに失点。

      東京は最後の反撃も試みるも0−1で試合終了し
      ベスト16で敗退が決まりました。

      あと少しで勝ち抜ける、というところまで行きましたが
      終了直前で明暗逆転しました・・・

      なんとも悔しいと言うほかありません。


      ただ、あえてポジティブにとらえるならば、
      ここまで痺れる試合をしているのですから、
      この経験を糧としてもらいましょう。

      今週末からまた始まるリーグ戦、
      ここまでリーグでは成績がふるいませんが、
      ACLを活かしてまき直してもらうよう
      期待しています。



      今号は以上です。
      またよろしくお願いします。

      ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
      info@watanabezeirishi.com

      渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
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      マイナンバー本腰入れます:vol.79

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        渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第79号
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        こんにちは。
        税理士の渡辺宏幸です。

        前号のメルマガで、
        消費税アップは延期かも?という
        うわさ話を書いたのですが、
        その直後、先週末の日経新聞に、
        消費税増税先送りの記事が出ましたね。

        よくある観測記事には違いないですが、
        先送りの確率は高くなったとは思います。

        ただ、一応法律では税率アップが決まっていますので、
        ハッキリ確定するまでは
        冷静に見ておきたいところです。

        では、第79回目を送りします。


        【マイナンバー、本格的にはじめます】

        マイナンバー制度は、今年の1月から始まりました。

        実質的には、昨年10月以降のマイナンバー交付に伴い
        昨年末からマイナンバーの収集が可能でした。

        ですが当事務所としては、
        昨年中はマイナンバーに関する業務は行わずに
        「様子見」をしておりました。

        今年に入り、すでに5月を迎えています。

        NTTデータの業務ソフトも
        新年度になってからリリースも進んで、
        まともに使えるようになってきました。

        そろそろ本格的に取り組む時期か、と。

        で、このGW中に、具体的な進め方について
        検討し、おおよそ決まってきました。
        (とはいっても基本的な当たり前のことを
        マニュアル通りに進めるだけなのですが)

        今日はクライアントには、当事務所が
        具体的にどんなやり方で
        マイナンバーをお預かりする手伝いをするかを
        ご紹介します。


        何をするかというと、
        1.社員さん向けの書類をお渡しする。
        2.「基本方針」と「取扱規程」を作ってもらう。
        3.マイナンバーを外部サーバーに登録する。

        この3つです。

        まず、1.のスタッフさん向け書類ですが、
        「利用目的通知書」がそれに該当します。

        「収集するマイナンバーを、
        税と社会保障と災害対策のために使うので、
        その他の目的には使いません!」
        ということを通知するための書類です。

        これを事前に配布してもらいます。

        次に2.ですが、
        作ってもらうと言いましたが、
        うちの事務所で持っているひな形を渡して、
        社名その他必要事項を差替えてもらいます。

        正式名称は
        「個人情報保護に関する基本方針」と
        「個人情報取扱規程」という2つです。

        内容について、ひととおり目を通していただき
        ざっとご理解いただきたいのですが、
        まずは作って備えておくことが大事です。

        これらの事前準備ができたら、
        いよいよマイナンバーをサーバーに登録します。

        登録のやり方は、大きく2つ。

        ・スマートフォンやタブレットのアプリを使って、
        スタッフさん各々で登録する。

        ・当事務所からノートPCを持ってうかがい、
        資料を拝見しながら登録する。

        どちらのやり方も手順が少々面倒ですが、
        一度済ませれば、社内に保管の手間が要りません。

        準備を整えて、なるべく早いうちに
        順次集めていきたいと考えています。


        【編集後記】

        突然ですが、私、お風呂には朝入ります。

        結婚するまでは夜入っていたのですが、
        結婚してから、妻の生活ペースに合せていくうち
        気がつけば、朝風呂派になりました。

        頭と身体を洗い、無心でお風呂に浸かっている間に
        今日これからの仕事の段取りや、
        こんなことをやってみよう、など
        いろいろな考えやアイデアが
        頭の中に浮かんできます。

        次々と浮かんでは消えていくので、
        風呂を上がるときにはきれいさっぱりと
        忘れていることがほとんどでした。

        メモを取ろうと思っても、
        ふだん持ち歩いているメモ帳だと、
        水に濡れると書けないし、
        あまり濡らすと破けてしまいます。

        いまは、風呂に入るときには、
        耐水性のある紙でできたメモ帳と、
        水に濡れても書けるボールペンを
        持ち込むようにしています。

        書き付けたメモなんですが、
        後で読み返すと、大半は
        あまり役にも立たないことだったりします。

        が、ときどきは、書いておいて良かった、
        と思えるときがありますので、
        これはこれで続ける価値ありか、と思います。


        今号は以上です。
        またよろしくお願いします。

        ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
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        軽減税率Q&Aについて:vol.78

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          渡辺税理士事務所メールマガジン(ナベレポメール) 第78号
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          こんにちは。
          税理士の渡辺宏幸です。

          前号をお送りしてから1ヶ月の間が空きました。
          これまでは、ほぼ毎週お送りしていたところ、
          間が空いてしまってすみません。

          今週からまた、発行してまいりますので
          引き続きお付き合いいただけると幸いです。

          では、第78回目を送りします。


          【消費税の軽減税率Q&A】

          先月、前号のメルマガを配信した直後に、
          国税庁から軽減税率に関するQ&Aが発表されました。
          https://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/02.htm

          見ていただくと分かりますが、このQ&Aは、
          「制度概要編」と「個別事例編」に別れています。

          「制度概要編」では、用語の意義や、計算の概要、
          請求書や帳簿の記載事項など、事業者にとって
          実務的な必要事項が書かれています。

          「個別事例編」も、事業者にとって実務的な
          Q&Aなのですが、
          様々な具体事例が書かれていて、
          なかなか興味深いものがあります。

          いくつかご紹介してみますね。
          問のあとの矢印以降に答えを書いておきます


          ・問2 当社は畜産業として肉用牛を販売していますが、
          生きている牛の販売は軽減税率の適用対象となりますか。

          →販売時には人の食用ではないから対象とならない。
          家畜の枝肉の販売は食用だから対象になる。


          ・問4 家畜の飼料やペットフードの販売は、
          軽減税率の適用対象となりますか。

          →人の飲食用でないものは対象品目の「食品」ではないので
          飼料やペットフードは対象にはならない。


          問15 日本酒を製造するための米の販売は、
          軽減税率の適用対象となりますか。

          →対象になる。(納得いかない理屈がQ&Aに書いてあるので
          ご興味のある方はどうぞ)


          問24 イチゴ狩りやなし狩りなどのいわゆる味覚狩りの
          入園料は、軽減税率の適用対象となりますか。

          →対象にならない(役務の提供だから)。
          収穫物に別途対価を徴収している場合は、
          飲食品の販売だから適用対象になる、とのことです。


          問35 屋台のおでん屋やラーメン屋での飲食料品の提供は
          軽減税率の適用対象となりますか。
          また、縁日などの屋台のお好み焼きや
          焼きそばの販売はどうでしょうか。

          →「飲食設備」の有る無しが判断のポイント。
          飲食設備=テープル、椅子、カウンター等を
          設置していれば対象となりません。

          客が勝手に屋台の近くの(公園などの)ベンチを
          利用する、という場合は対象となります。


          以上、いくつか選んでご紹介しましたが
          いかがですか?クイズみたいでしょ?

          国税のQ&Aでありながら、
          クイズのネタに使える面白Q&Aになっていますね。

          軽減税率という制度が、
          「簡素・公平・中立」という
          税の基本理念にそぐわないものだ、
          という良い証拠ではないかと思います。



          【編集後記】

          このように、軽減税率に向けて、国税庁でも
          着々と準備が進んでいるようです。

          また、軽減税率対応の設備(レジスター等)について
          補助金制度も始まっている、というのは
          前号のメルマガでもお伝えしました。

          そんな中、
          来年4月の消費税率アップが延期されるのではないか?
          という話を聞きました。

          東京税理士政治連盟の役員が
          東京選出の某自民党議員から聞いた話とのことです。
          (私はその役員から直接聞きました)

          財務省でも軽減税率反対の意見が結構あるらしく、
          今回は税率アップにはこだわっていないようだ、と
          これも政治連盟の役員さんの情報です。

          とりあえず、今月下旬のサミット後に、
          安倍総理から何らかのコメントが出る、
          というのが界隈の話になっているとの由。

          私としては以前より反対している
          軽減税率制度なので、
          取りやめになるのであれば嬉しいことです。

          とはいえ政治がらみの話なので、
          未確認情報でうわさ話に過ぎません。

          サミットが終わっても何も発表がなければ、
          そのまま来年4月からは
          消費税率アップになります。

          あまり大きく期待せずに
          月末を待ちたいと思います。


          今号は以上です。
          またよろしくお願いします。

          ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
          info@watanabezeirishi.com

          渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
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          消費税の軽減税率(基本):vol.77

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            こんにちは。
            税理士の渡辺宏幸です。

            税理士会では調布FMで番組を持っていて、
            3月の放送分は私に当番が回ってきて、
            マイナンバーについて話しました。

            収録を2月に行い、
            放送はとっくに終わっているのですが、
            何一つ反応はありませんでした。

            大したことを話しているわけでもないので
            あまり聞いてほしくはないのですが、
            かといって反応ゼロというのも
            それはそれでちょっと寂しい気分なのです。

            自分で聞き直す気もないのに
            身勝手なことだなあ、と自分で自分に
            半ばあきれております。

            では、第77回目を送りします。


            【平成28年度税制改正:消費税の軽減税率】

            先月末の国会で、あまたの法案に混じって
            税制改正の法案も可決されました。

            昨年のこのメルマガで、私が
            「利権の誘導手段である」とお伝えした
            消費税の軽減税率も
            (10%への税率アップと合わせて)
            決定しております。

            また、消費税については、
            平成33年からインボイス制度の導入も
            決定しました。

            今回は、このうち軽減税率について、
            少々見ていきたいと思います。

            消費税は、平成29年4月1日から
            税率が8%から10%にアップすることになりました。

            それと同時に、
            「酒類・外食を除く飲食料品」および
            「週2回以上発行される新聞の定期購読料」
            は、消費税率を8%とする
            軽減税率制度が導入されます。

            現在、一番混乱しているのは
            「外食を除く飲食料品」の外食とは何か、
            ということだと思います。

            この疑問に答えるため、
            財務省では法案が通った直後、
            4月はじめにリーフレットを公開しています。

            財務省HP「平成28年度税制改正」
            http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei16.htm

            この中で、外食の定義を
            「飲食に用いられる設備(テーブル、椅子、
            カウンターなど)のある場所において、
            飲食料品を飲食させるサービスをいいます」
            としています。

            ただし、
            「お持ち帰りのための容器に入れ、または
            包装を施して行う飲食料品の譲渡」は、
            軽減税率の対象となります。

            さらに、一見外食に見えるのですが、
            有料老人ホーム等で行う飲食料品については
            軽減税率の対象となるとしています。

            一軒の飲食店で、同じ食材で同じように調理しても、
            お客さんが店内で食べると10%ですが、
            いわゆるテイクアウトは8%となり、
            同じ品物でも値段が変わることになるのは
            ご承知の通りです。

            では、持ち帰り用の容器に入れてもらったが、
            面倒になったし店も空いているから、
            お店に座って食べ始めたら、
            それは軽減税率の対象外だからと言って
            2%分を追加でお客からもらえるものでしょうか?

            飲食の現場に携わっている方にすれば、
            原則論は分かっても、
            いざそのときになってみると、どうすればいい?
            ということが様々出てくると思います。

            今後、具体的なQ&Aなどが出てくるはずなので、
            待ちたいと思います。

            また、軽減税率の対象物品を扱う
            事業者は、レジの買い換えや
            販売システムの更新をするという、
            出費が強いられます。

            これについては、中小企業庁で、
            補助金を出す制度が
            すでに始まっているようです。
            http://kzt-hojo.jp/

            法案が通る前からサイトがオープンされていて、
            役所仕事にしては手回しがよい印象です。

            何にせよ、消費税が複数税率になることで
            本当に面倒なことになるのは間違いありません。

            当たり前ですが、事務所としては、
            最新情報収集に当たっていきます。

            このメルマガでも随時情報を流していくつもりです。


            【編集後記】

            先月の月末、スタッフとの個人面談を行いました。

            当事務所では、四半期に一度、
            1時間程度個別に話をしています。

            ふだん、何も話をしない、と言うわけではないですが、
            他の人がいたり、まとまった時間が取れないことで
            話そうと思っていたのに
            機会がなくて伝えられないことがあるかもしれません。

            3ヶ月に一回、「あえて」「あらためて」
            機会を設けることで、
            そうしたギャップを埋めることができるように、
            という思いで行っています。

            最初はクライアントがやっていることの
            物まねではじめた個人面談ですが、
            いまでは私にとって、
            スタッフのいつもは見えない面を知る、
            貴重な機会です。

            特段の話がない場合には、
            ほとんど雑談、ということもありますが
            それは大きなことがなかった、
            という確認になりますので意義があります。


            今号は以上です。
            またよろしくお願いします。

            ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
            info@watanabezeirishi.com

            渡辺税理士事務所 渡辺宏幸
            東京都調布市小島町1-35-3レジダンス・オノ803号室
            http://www.watanabezeirishi.com/

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